飲食店のドリンク原価を半分にする5つの方法|利益率改善の具体策
コラム

飲食店のドリンク原価を半分にする5つの方法|利益率改善の具体策

ドリンクの原価率、把握していますか?

飲食店の利益を左右するのは、実は料理よりもドリンクです。一般的にフードの原価率が30〜35%なのに対し、ドリンクは20〜25%が目安。つまりドリンクは粗利が大きい=稼ぎ頭です。

しかし、「なんとなくメニューに載せている」「仕入れ値を細かく計算したことがない」という店は少なくありません。ドリンクの原価を見直すだけで、売上はそのままでも月の利益が数万円単位で変わることがあります。

この記事では、飲食店オーナー向けに今日から実行できるドリンク原価削減の具体策を5つご紹介します。


まず知っておくべき「ドリンク原価」の基本

原価率の計算式

原価率(%) = 材料費 ÷ 売価 × 100

例:ハイボール1杯を500円で提供。材料費(ウイスキー+炭酸水+氷)が120円の場合
→ 120 ÷ 500 × 100 = 原価率24%

飲食店のドリンク原価率の目安

ドリンク種類 一般的な原価率 理想の原価率
生ビール 35〜45% 30%以下
ハイボール・サワー 15〜30% 15%以下
ソフトドリンク 10〜20% 10%以下
ワイン(グラス) 25〜35% 20%以下
オリジナルカクテル 15〜25% 15%以下

生ビールは原価率が高く利幅が薄い一方、ハイボール・サワー・カクテルは工夫次第で原価率を大幅に下げられます。つまり「ビール以外のドリンク」をどれだけ注文してもらえるかが、利益率改善のカギです。


方法1:炭酸水の調達方法を変える(効果:大)

ハイボール・サワー・ソフトドリンクの原価で大きな割合を占めるのが炭酸水です。

ペットボトル仕入れ vs
ミドボン直結

項目 ペットボトル ミドボン直結
炭酸水1Lの原価 約100〜150円 約6〜8円
1日10L使う場合の月間コスト 30,000〜45,000円 約2,000〜2,500円
年間の差額 約33万〜51万円の削減

飲食店にとって炭酸水は「水道水の次に安くあるべきもの」です。ペットボトルで仕入れている限り、ハイボール1杯あたり30〜50円が炭酸水代に消えています。

ミドボン(業務用炭酸ガスボンベ)を使えば、炭酸水の原価は1杯あたり数円にまで下がります。ハイボール1杯500円・原価120円の内訳が、炭酸水を変えるだけで原価90円に。1杯あたり30円の利益増、1日50杯出せば月間で45,000円の利益改善です。

ミドボンの導入方法については、別の記事「飲食店にミドボンを導入する方法」で詳しく解説しています。


方法2:オリジナルドリンクでメニュー単価を上げる(効果:大)

原価を下げるだけでなく、売価を上げるアプローチも重要です。

「他の店にないドリンク」は高く売れる

たとえば、こんなメニューを考えてみてください。

自家製スパークリング梅酒
普通の梅酒ソーダは500円。でも「自家製炭酸注入のスパークリング梅酒」とメニューに書けば、700〜800円でも注文が入ります。やっていることは梅酒に炭酸を直接注入しただけ。原価はほぼ変わりません。

スパークリング日本酒
獺祭や久保田のスパークリングは1杯1,000円以上。自店で普通の日本酒を炭酸化すれば、原価率10%以下で「限定スパークリング日本酒」が作れます。

炭酸コーヒー(エスプレッソトニック)
カフェバー業態で人気上昇中。エスプレッソに炭酸水を注いだだけのドリンクが700〜900円で売れています。

ポイントは、炭酸を「入れるだけ」で特別感が出ること。仕入れる食材を増やす必要はなく、既存の在庫でメニューを増やせます。

なぜこれが可能か

普通のソーダストリームでは水にしか炭酸を入れられません。しかし、気圧調整ができるサーバー(ソーダファクトリーなど)なら、ワイン・ジュース・コーヒー・日本酒などあらゆる液体を炭酸化できます。液体の粘度や成分に合わせて気圧を調整することで、吹きこぼれなく安定した炭酸注入が可能です。


方法3:氷の使い方を見直す(効果:中)

意外と見落とされがちな「氷」のコスト。

製氷機 vs 買い氷

多くの飲食店では製氷機を使っていますが、ピーク時に氷が足りなくなって「買い氷」で補充していませんか?買い氷は1袋300〜500円。夏場に毎日2〜3袋買うと、月間で2〜4万円のコストになります。

すぐできる対策

グラスを事前に冷やしておく。
冷凍庫でグラスを冷やしておけば、氷の消費量が減ります。お客様にも「キンキンのグラスで出てきた」と好印象。

氷のサイズを見直す。
大きめの氷(ロックアイス)は溶けにくいため、ドリンクが薄まりにくく、お客様の満足度も上がります。結果的に「氷だらけで中身が少ない」というクレームも減ります。

炭酸水の強度を上げる。
氷で炭酸が弱まることを見越して、最初から強い炭酸で作るのがプロの技。5.0GV以上の強炭酸なら、氷を入れても最後まで炭酸が効いた状態で提供できます。


方法4:仕入れ先とロットを見直す(効果:中)

酒類の仕入れ、1社だけに頼っていませんか?

酒類卸は業者によって価格差があります。メインの仕入れ先はそのまま、2〜3社から見積もりを取るだけで、よく出る銘柄の仕入れ値が5〜10%下がることは珍しくありません。

ケース買いの単価差を計算する

ウイスキーやリキュールは、1本ずつ買うのとケース(12本)で買うのとで1本あたり数百円の差がつくことがあります。回転の速い銘柄はケースで仕入れ、動きの遅い銘柄は1本ずつ。この当たり前の仕分けを月に1回見直すだけで、年間数万円の差になります。

シロップ類は自家製も検討

ジンジャーシロップ、レモンシロップ、梅シロップなどは自家製にすることで原価を大幅に下げられる上に、「自家製」はメニュー上の付加価値にもなります。


方法5:メニュー構成で「高粗利ドリンク」に誘導する(効果:中)

原価を下げるだけでなく、粗利の高いドリンクが自然と注文されるメニュー設計も重要です。

「おすすめ」は粗利の高いものを

メニューの最上段や、囲みで目立たせるドリンクは、原価率の低いもの(=利益率の高いもの)を置きましょう。

セットドリンク・飲み放題の中身を最適化する

飲み放題プランで提供するドリンクの中に、炭酸水ベースのオリジナルドリンクを増やすことで、飲み放題全体の原価率を下げられます。「自家製レモンサワー」「自家製ジンジャーハイ」など、炭酸水+安価な材料で作れるドリンクを軸にすると効果的です。

ドリンクの「見せ方」で単価アップ

実際に導入事例として、ソーダファクトリーを導入したラーメン店では、目の前で炭酸を注入する「ライブ感」がSNSで話題になり、セットドリンクの注文率が向上しました。同じドリンクでも、作る過程を見せることで付加価値が生まれます。


実際にどのくらい変わる?
シミュレーション

月商300万円・ドリンク比率30%(月間ドリンク売上90万円)の居酒屋を想定します。

改善項目 月間効果
炭酸水をミドボン直結に変更 +30,000〜45,000円
オリジナルドリンク3品追加(1日20杯×単価+200円) +120,000円
仕入れ先の見直し(酒類5%削減) +15,000円
氷のコスト最適化 +5,000〜10,000円
メニュー誘導による粗利改善 +10,000〜20,000円
合計 +180,000〜210,000円/月

年間に換算すると約216万〜252万円の利益改善。売上を増やさなくても、原価の見直しだけでこれだけ変わります。


まとめ:原価改善は「炭酸水の見直し」から始めるのが最も効率的

5つの方法の中で、最もすぐに効果が出て、手間がかからないのが「方法1:炭酸水の調達方法を変える」です。

理由はシンプル。ペットボトルからミドボンに切り替えるだけで、仕入れ先との交渉も、メニューの作り直しも、スタッフの教育も不要。翌日から原価が下がります。

ソーダファクトリーでは、初期導入費無料・初月の月額料金無料のキャンペーンを実施中。1ヶ月試して効果を実感してから継続するか判断できます。

ドリンクの原価率、一度真剣に計算してみませんか?

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この記事は、ドリンクの原価改善を検討している飲食店オーナー様向けに、SODA
FACTORY
JAPANが作成しました。シミュレーションの数値は一般的な目安であり、実際の効果は店舗の規模・業態によって異なります。

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